初めてSixTONESのライブに行った話(Rough"xxxxxx", Nov 19, 2019)

というか半世紀(以上)生きてて my first Johnny's でした。

 

記憶があるうちに、初めて行ったSixTONESのライブのことを書きます。というか、2年以上前なのでほとんど覚えてないです。とりあえず、ライブ前の浮ついた言動や気持ちの記録です。Rough"xxxxxx"、ラフスト、2019年の11月19日です。行けることが決まったのは17日でした。

(今日書いた分はまだ出かける前までしか進んでいません)

 

ちなみにこれを書くために自分の過去のtweetを改めて読んでみました。結論、過去は振り返るものじゃないですね。恥ずかしいです。さらにライブのことは何も書いてなくて何の役にも立ちませんでした。でも「何も書いてない」ということが、私がジャニーズのライブに行き慣れていないこと、ちょっとマイナーな経路で行ったことを示す記録だったりします。

 

当時、私が使っていたのは自分の名義だけ、それで全国津々浦々申し込んだのですが全滅でした。twitterSixTONESのことをつぶやいていたので、そのことをtweetしました。TL上には同じように全滅した人が何人もいて、仲間がいると思うと少しは気が紛れました。

また「積む」という方法は知っていましたが、それとは一線を引いておきたかった。チケツイという発想もありませんでした。今よりもFFさんも少なかったですし、どうせしてもダメだろうと考えていたんだと思います。「クレクレ」っぽくてカッコ悪いという気持ちもありました。

 

それでも行きたい気持ちは強かったので、何か方法がないかと思ってネットを放浪し、「ジャニラブ」というサイトにたどり着きました。「ジャニーズチケット掲示板 ジャニラブ」(https://ticket.j-love.jp/)です。時代を感じさせるデザインに少しためらいながらも登録し、東京国際フォーラムでのチケットを希望していると投稿しました。期待はほとんどしていませんでしたが、とりあえず手は尽くそうと思っていました。それに誰とも対面することなく匿名で行えるので尻込みせずに済みます。かくして、このジャニラブさんのおかげで私は諦めていたラフストに行くことができたのでした。

 

自分がライブに行くなんてことはすっかり頭から抜け落ちていた11月17日の夜、メールが届きました。まず「なんじゃこれ」です。不審なメールとしか思えませんでした。それでもだんだん事情が飲み込めると、喜びというか「ヤバい」という感情がやってきました。舞い上がってしまって、室内をグルグル動き回りながら家族に今、起きていることを説明しました。家族は私がジャニーズにハマっていることを面白がっているので、行くことを勧めます。でも舞い上がりつつ、私は「参ったな」と思っていたのです。

連絡をいただいたのはライブの前々日。ちょうどその週、私は仕事がにわかに忙しくなり、とてもライブに行ける状態ではなかったからです。しかも髪はボサボサ、服もない。普段、あまり家から出ないので、本当に何もない。それらを整えることを考えるとライブと合わせて丸1日は必要になりますが、それを捻出できない。でも行きたい。ライブに行きたい気持ちはもちろん強かったのですが、このひょっこり姿を現した幸運を手放したくないという思いのほうが強かったかもしれません。また「行けるはずのなかったライブに急に行けるようになったけど断る」という思考回路が脳内に存在しませんでした。

結局、悩んでいたのは数分。ライブに行くことにしました。仕事のほうは、頭を下げたりほぼ徹夜で作業をしたり、それでも少しクオリティの低い成果物を納品してしまいました。このクオリティの低さについては今でも後悔しかないです。

 

行くとなれば、まず美容院です。ちょうどお世話になっていた美容師さんが少し遠方に異動になったせいで足が遠のいていたのですが、仕方ない。遠方まで追いかけることにしました。ショートヘアなので、話が通じる美容師さんでないと「おばさま」っぽいスタイルになってしまうからです。

次に洋服です。若者が精いっぱい着飾って集う場所に乗り込むのだし、取引相手の初対面のジャニオタさんと顔を合わせることにもなるので、少しはおしゃれをしたい。しかし長年、出かける先と言えば映画館、それも名画座、友だちづきあいゼロ、しかもお金もあまりないので、ほぼユニクロのシンプルな服しか持っていませんでした。それも長年愛用しているせいでヨレヨレ。いわゆる「服を買いに行く服がない」状態です。それが何年も続いていました。

しかし服を買う時って、一種の「勘」が必要ではないですか。「センス」とも少し違う「勘」。しばらく服を買わない生活が続くと失われてしまう「勘」。これを失うと、他の服と合わせづらいもの、自分にしっくりこないもの、妙に高価なものを買ってしまう(高いから、いいもののはずと価値判断を値段に丸投げしてしまう)。その「勘」を失っていたのですが、かといってじっくり店を回ってそれを補う時間の余裕もない。結局、馴染みのユニクロ無印良品に行きました。おしゃれしたいのに。ここ数年で一番、おしゃれしたいと思っていたのに。でも、この2つの店なら、「買いに行く服がない」状態に陥らないし、何となく「分かる」んです。おしゃれの「勘」はなくとも、自分にしっくりこないという事態だけは避けられる。ということで、とりあえず無印良品で上下買いました。

その時は、やはり「勘」のなさから、自分が買った物にあまり満足していなかったのですが、実はこの時に買ったスカートを先日、熊本にも履いていきました。あまり服を買わない生活を数十年続けていると、2年前に買った服はまだ、新しいお出かけ服として扱うことが可能です。少なくても私は可能です。あ、熊本に着ていったセーターはユニクロでした。でもこれはお気に入り。結局、好きなんですよね。

(服を買う話が比較的長かったですね。私にとって、おしゃれしたいという願望と地味な結果との乖離が大きかったので、記憶に強く残っているのだと思います。そもそも私にとっておしゃれって何?)

 

さて、ジャニラブさんのほうに話を戻します。他にも同じライブのチケットを欲しがっている人が大勢いたのに、なぜ私に連絡が来たかというと、それは年齢のせいでした。私に連絡をくださった方も同年代の方だったんです。同い年だったかもしれない。掲示板に投稿している人の中で年齢でふるいをかけると残る人がほとんどいなかったのでしょう。

とはいえ、実は登録の時、私は逆に、年齢のせいで引かれたくないと思い、数年サバを読んで登録していたのでした。ほんの2~3年若めに設定。なんでこんな微妙で意味のないごまかしをしたのか。それは私が小心者だからですが、ここで10年サバを読んでいたら、きっと行けなかった。小心者の自分に感謝です。

 

たぶん続きます。